スマートフォンの広まりによってアプリの使用が日常化しており、ビジネスの成長のために企業がアプリを開発することは一般的になりました。特にiPhoneユーザーが半数を占める日本において、iOSアプリ(iPhoneアプリ)を開発することは有効な手段といえます。

今回は、iOSアプリ開発会社を探している方に向けて、知っておくべき外注のポイントを解説。外注先を選ぶ際のコツや費用、委託時の注意点などを包括的にお伝えします。

ぜひ最後までお読みいただき、実際に外注する際にお役立て下さい。

iOSアプリの特徴

iOSアプリの特徴

まず、「シェア率」「利用者」「開発言語・環境」における、iOSアプリの特徴を見ていきましょう。

iOSのシェア率

iOSのシェア率は世界と日本で異なります。世界的なシェア率は約3割にとどまるものの、日本では46.6%とAndroidとほぼ同等のシェア率を誇っているのです。

また、iOSユーザーは消費意欲が高く、アプリの課金にも積極的な傾向が見られます。米国Asymco社の調査によると、iOSユーザーはAndroidユーザーの約7倍の価値があるという結果が出ています。

このことから、iOSアプリの開発・リリースは企業にとって顧客との接点、および売上を増やす大きなチャンスであることが分かります。

参考:Statcounter Global Stats 「Mobile Operating System Market Share Worldwide」

公正取引委員会 「モバイルOS等に関する実態調査報告書」

Asymco「The Value of a Customer」

iPhoneの利用者

では、iPhoneはどんな年代の人が利用しているのでしょうか。

NTTドコモのモバイル社会研究所によると、国内年代別の利用者状況において15~29歳までのiPhone所有率は6〜7割に達しています。さらに30代でも5割を超え、40代から減少傾向になります。

アランくん

つまり、10~30代をターゲットとする企業にとって、iOSアプリの開発はより有効であるということですね!

参考:NTTドコモ・モバイル社会研究所「【モバイル】iPhoneユーザーの若年化が進行(2022年11月30日)」

iOSアプリの開発言語・環境

iOSアプリ開発で主流の言語はSwiftです。Swiftはシンプルで扱いやすい点が特徴ですが、比較的新しい言語であり、情報がまだ十分に蓄積されていません。さらに、Swiftでの開発にはMacが必須という制約もあります。

また、iOSアプリの開発環境はXcodeが一般的です。XcodeはApple公式の開発環境であり、開発言語であるSwiftと同様にMac上でしか動作しません。

開発言語の情報量が少ない点を考慮すると、iOSアプリ開発は専門業者へ委託するほうがスムーズといえるでしょう。

iOSアプリ開発・外注の流れ

iOSアプリ開発・外注の流れ

iOSアプリ(iPhoneアプリ)の特徴をつかんだうえで、開発における外注の流れを解説していきます。

1.企画

最初に行うのはアプリの企画です。企画段階では、以下のようなアイデアを具体的な形に落とし込みます。

・どんなアプリを作りたいのか
・アプリが解決する問題は何か
・ターゲットユーザーは誰か

これらの要素を明確にすることで、後の開発フローが円滑になります。

アランくん

この段階で、iOSアプリを開発する目的と目標(KGI・KPI)も設定しておきましょう。

2.外注先選定

次に外注先の選定を行います。どの開発会社を選ぶかでiOSアプリの質が変わるため、選定は慎重に行わなければなりません。※具体的な選定のコツは後ほど解説します。

3.要件定義

外注先の決定後は、要件定義を行います。要件定義とは、開発するアプリに必要な機能や性能などを決め、まとめていく作業のことです。

要件定義でまとめるべき項目は次のとおりです。

・システムの操作感
・デザイン
・セキュリティ
・予算や納期
・業務フローの規則や方針 など

これらを全て決めた後に要件定義書を作成します。この文書が今後の開発作業の指針となるため、漏れや曖昧な点がないように注意深くまとめましょう。

4.設計

アプリの設計は、外部設計と内部設計に分かれます。

外部設計:ユーザーに直接見える部分(UI/UX)。iOSのガイドラインに従い、ユーザーが直感的に操作できるデザインが求められる。

内部設計:アプリの機能や保守性に影響する部分。システム内部の動作やデータ処理の仕方を決定する。

この二つの設計は密接に関連しており、一方が変更されるともう一方にも影響を与えます。設計が曖昧だと開発が進行するにつれて修正が難しくなり、結果として開発費用が増加することも。反対にいえば、設計が細部までなされていれば、作業を効率よく進められるということです。

5.開発・テスト

開発の段階では、まずプログラミング言語を用いて、設計された仕様に基づきコーディングします。そして、書かれたコードが機能するか、バグはないかを確認するテストを行います。

特にiOSはApp Storeの審査が厳しいため、テストが非常に重要です。この段階でアプリの品質を十分に確保しておきましょう。

6.リリース

リリース前にApp Storeでの審査に申請します。開発したアプリがAppleのガイドラインに則しているかを詳細にチェックされ、審査に通過したら、いよいよ公開です。

7.運用・保守

リリース後には、iOSアプリの運用・保守が必要です。ユーザーからのフィードバックを受け、アップデートや改善を行います。

iOSアプリ開発の外注・費用相場

iOSアプリ開発の外注・費用相場

iOSアプリ(iPhoneアプリ)開発を外注する場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。費用を計算する際は、「人件費」「機能」「OS」「運用・保守」について考慮が必要です。

【人件費】
開発費用は、プロジェクトに関わるスタッフの数と、開発に要する時間に基づいて計算されることが一般的です。プロジェクトにはエンジニアだけでなく、デザイナーやプロジェクトマネージャーなど、多様な専門家が携わります。

【機能】
アプリの機能が多かったり、複雑であったりするとそれだけ費用も高くなります。例えば、業務用アプリの場合、シンプルなものでもOSごとに300万円以上の予算が必要です。

【OS】
iOSとAndroidはプラットフォームが異なるため、両方に対応する場合は費用が倍になる可能性も。予算が厳しい場合は、Webアプリ(※)という選択肢もあります。どの方法が有効かは開発会社に相談してみてください。

※アプリのようなインターフェースのスマホ用Webサイト

【運用・保守】
アプリの開発が完了した後も、運用・保守には費用がかかります。

ー以上の点を踏まえて、複数の開発会社から見積もりを取りましょう。

補助金活用でiOSアプリ開発をコスト削減

iOSアプリの開発コストをなるべく削減したい場合は、補助金の活用も可能です。企業が利用できる補助金制度を三つご紹介します。

ものづくり補助金…新しい製品やサービスを開発する企業を対象とした補助金。iOSアプリ開発も、新しいサービスを提供する手段として対象になる場合がある。最大補助金額は5,000万円

参考:ものづくり補助金

IT導入補助金…特に中小企業がITツールを導入する際に活用できる補助金で、iOSアプリを業務効率化やDXの一環として導入する場合に利用できる。最大補助金額は450万円

参考:IT導入補助金

小規模事業者持続化補助金…企業が持続的に発展するための活動を支援する補助金。最大補助金額は50~200万円

参考:小規模事業者持続化補助金

ただし、補助金を利用する際は申請のタイミングに注意しましょう。補助金申請前に外注先と契約を結んでしまうと、補助金の対象外となる可能性があります。申請条件は事前によく確認してください。

iOSアプリ開発・外注先選びのコツ

iOSアプリ開発・外注先選びのコツ

この章では、iOSアプリ(iPhoneアプリ)開発の外注先選びのコツを解説します。

作業範囲

まず、外注先選びで重要なのは作業範囲を明確にすることです。開発会社によって可能な作業範囲は異なります。デザインから開発、テスト、リリースまで一貫して手がけられる会社がある一方、特定の工程だけを請け負っている会社もあります。

任せたい工程を明確にしたうえで、その範囲に対応できるかどうかを事前に確認することが肝心です。

実績

次に、開発したいジャンルのアプリ開発実績があるかをチェックしましょう。

各開発会社には得意なアプリジャンルがあります。開発したいジャンルのアプリ開発経験がある場合、その業者はすでにその分野での開発に成功しているため、失敗のリスクを減らせます。

アランくん

開発会社の実績を確認することで、アプリ開発の成功率が高まります。

iOS特有の審査基準を満たすアプリを作成できるか

また、iOS特有の審査基準をクリアできるかどうかも大切なポイントです。iOSアプリはプライバシーに厳しく、 データ管理に関する方針が明確でないと審査に通らない可能性があります。

審査でつまづくとリリースが遅れるだけでなく、修正費用もかかってしまいます。そのため過去に複数のiOSアプリをリリースしている、審査の通過経験が豊富な開発会社を選ぶと安心です。

保守開発・システムの運用体制

最後は、アプリ運用・保守をサポートができるかどうかです。アプリ開発は一度リリースすれば終わりではなく、利用状況やユーザーの求めに応じて改善していかなければなりません。

開発終了後もアプリがスムーズに機能することは、アプリの品質を維持し、ユーザーに安心して使ってもらうために欠かせない条件です。そのため、保守開発とシステムの運用体制が整っている外注先を選びましょう。

具体的には、有事の際に迅速にトラブルの対応ができる業者が理想的です。セキュリティへの最新アップデートが実施され、安全にアプリが使用できる状態にしましょう。

特に、BtoBやBtoCのサービスとしてアプリを提供する場合は、運用体制の整った業者に外注することをおすすめします。

▼あわせて読みたい

信頼できるiOSアプリ開発外注会社

ここからはiOSアプリ(iPhoneアプリ)開発を外注できる、三つの開発会社をご紹介します。選定のヒントにしてください。

オーダー!

オーダー!

オーダー!は、iOSアプリの開発から保守まで一貫したサービスを提供する開発会社です。「開発して終わり」な業者は多いですが、オーダー!なら、リリース後の保守体制もしっかりと整えられます。

さらにBPOや物流周りのサービスも手がけているため、開発以外のさまざまな業務、ニーズにも活用できます。

【オーダー!の強み】
・幅広い顧客層の実績がある…国内外でサービスを展開する大企業や省庁、中小企業をサポートしており、柔軟な対応が可能です。大手企業の基幹システムなど厳しい条件での開発経験、厳格な開発基準をクリアした実績を活かしてお客様をサポートします。

・クライアント専用のチームを作れる…スマホアプリ開発終了後もアップデートやセキュリティ対策などをスムーズに行えるための設計や体制を構築。密なコミュニケーションを実現することで安心感を持ってプロジェクトを進めることが可能です。

対応業務アプリ開発、運用・保守、Webサイト構築、Google ビジネスプロフィール アップデート、SNS運用代行、CMS導入、 SSL化、バナー制作など  

※その他、BPO、物流業務も対応可
料金要問い合わせ
実績大企業から中小企業、自治体まで幅広い実績がある

オーダー!のiOSアプリ開発事例

オーダー!が手がけた、iOSアプリの開発事例をご紹介します。

開発内容:大手メーカーが営業に使用する競合情報収集アプリ

顧客の現場へ訪問した際に、現場にある競合他社商品の型番を読み取ると、自動で本社にデータが取集されるiOSアプリを開発。アプリを使用することで、社員の型番を打つ、送信するといった手間が省けるようになりました。

取得したデータをもとに市場分析、顧客分析を行い、営業戦略立案にご活用いただいています。

株式会社GeNEE

株式会社GeNEE

出典:https://genee.jp/service/app-dev/

株式会社GeNEEは、高品質なiOSアプリを提供する開発会社です。同社は350以上の開発実績を持ち、アプリストア審査時のリジェクト対策やセキュリティ対策も行っています。

改修や保守が容易な設計に注力しており、難易度の高いアプリ開発にも対応可能です。

対応業務iOSアプリ開発、Androidアプリ開発、Webアプリ開発
得意分野ジャンル問わず対応可能
料金要問い合わせ
実績350件以上の開発実績、業務管理系アプリ、マッチングアプリ、ライブ配信アプリ、SNSアプリなど

フェンリル株式会社

フェンリル株式会社

出典:https://www.fenrir-inc.com/jp/business/app/

フェンリル株式会社はスマートフォン登場時からアプリ開発に参入し、400社600アプリの実績を持つ企業です。

デザイン力と技術力を持つチームがクライアントと一丸となり開発を進めます。最新技術を積極的に採用し、技術力を高めている点が特徴です。

対応業務企画、設計・デザイン、アプリ開発、テスト、マーケティングなど
得意分野業務支援アプリ、検索アプリなど
料金要問い合わせ
実績400社、600件のアプリ開発実績がある

iOSアプリ開発を依頼するときの注意点

iOSアプリ開発を依頼するときの注意点

最後に、iOSアプリ(iPhoneアプリ)開発を依頼するときの注意点をお伝えします。

丸投げしない

iOSアプリ開発を外注する際、開発会社に全てを任せきりにすると完成イメージと異なるアプリになる可能性があります。重要なのは開発会社と議論を重ね、目的や完成イメージをすりあわせておくことです。自社の要望を臆さず伝え、共通認識を持ちましょう。

UIの仕様や広告表示の頻度・タイミングといった細かい調整も、ユーザーを考慮しつつ打ち合わせしてください。

そのためには、自社側のリソースがある程度必要です。専任のプロジェクトマネージャーや開発に関する基礎知識を持つ社員がいると、外注先とのコミュニケーションがスムーズになります。丸投げせずに開発会社と積極的にやりとりし、iOSアプリ開発を成功に近づけましょう。

スケジュールの期限を決める

次に、スケジュールの期限についても注意したいところです。依頼前にアプリ開発の期限を決めておくと、開発会社はそのスケジュールに合わせて工程を立てやすくなります。プロジェクトの遅延をなるべく防ぐことができるでしょう。

開発方法や内容によって開発期間は異なりますが、最低でも3ヵ月、一般的には半年から1年はかかることを念頭におき、期限を決めてください。

iOSアプリ開発のまとめ

この記事では、iOSアプリ(iPhoneアプリ)の特徴からアプリ開発の外注費用、業者選びのコツまで、幅広く解説しました。iOSの審査基準を満たすアプリを作成でき、かつ保守・運用体制を整えられる開発会社の選定が成功の鍵を握ります。

オーダー!は、大手企業の厳しい条件下において厳格な開発基準をクリアした経験を活かし、お客様のiOSアプリ開発をサポートします。気になった方は、ぜひお問い合わせ下さい。

▼あわせて読みたい