ECサイトの商品登録は代行で解決！手間を減らして購入率もアップ

ECサイトの運営には、商品登録作業が欠かせません。しかし、膨大な数の商品を登録することは想像以上に大変です。また、商品の種類によっては必ず記載しなければならない項目なども存在します。

• 大量の商品を登録しなければならず、手間と時間がかかっている
• 高品質の商品画像を用意しなければならず、大変だ

そんな課題を抱えているECサイト担当者の方も多いことでしょう。

そこで、今回はECサイトの商品登録の流れや課題、アウトソーシングすることのメリットなどを紹介します。

ECサイトの商品登録とは

まずはECサイトの商品登録とは何か、基礎的な知識を押さえておきましょう。

ECサイトの商品登録とは、ECサイトで商品を売るために必要な情報をECサイトに登録する作業です。具体的な手順とポイントは以下の通りです。

手順1：商品ページの原稿作成

最初に、商品ページの原稿を作成します。商品によって記載すべき項目は異なりますが、おおむね以下の内容があればよいでしょう。

• 商品名
• 価格
• 型番
• 色/サイズ
• 商品説明
• 発送方法

手順2：画像の準備

次に商品の詳細が分かる画像を用意します。実際に商品を使用している写真など、さまざまなパターンの写真を用意するとよいでしょう。

また、画像をページに掲載する際は、圧縮してサイトの表示速度を速くすることがポイントです。

ECサイトのページあたりの画像数が多かったり、一つひとつの画像サイズが大きすぎたりすると、そのページをインターネットで呼び出す際のサーバーからの転送量が大きくなります。これによりブラウザでの読込時間が長くなり、ユーザーが離脱しやすくなるからです。

ユーザーにとっての使いやすさを考慮し、画像を準備してください。

手順3：カテゴリーの登録

ECサイトを訪れた方が商品を見つけやすくするために、カテゴリー登録を行います。カテゴリー登録は、商品ごとに行いましょう。

例えば複数のカラーバリエーションのある商品やオプションパーツのある商品など、一つひとつの商品に対して登録します。

手順4：表示確認・公開設定

全ての登録を行ったら正確に表示されているかを確認し、公開設定を行います。

ECサイトの商品登録・重要性

ECサイトの商品登録は何のために行うのか、またどれほど重要なことなのかを解説します。

商品の正確な情報をユーザーに伝える

ECで商品を販売するデメリットの一つは、ユーザーが商品を手にとって確認できない点です。そのため、ECで販売する際には正確なサイズ、質感、使用感などを文章や画像で伝えなければなりません。

ユーザーが知りたい情報が正確に登録されていると、商品検索や購入のプロセスがスムーズになります。

商品を見つけやすくする

商品登録では、ユーザーに検索されやすいキーワードをタイトルや説明文に対して設定します。

このキーワード設定によりユーザーが検索をかけたとき、商品が見つかりやすくなります。
ただし、設定時にはいくつかのコツが必要です。

コツ1：1つの商品に対して複数のキーワードを設定する

ユーザーはさまざまな言葉で検索するため、どんなキーワードで検索するのかを考えます。サプリメントの場合なら、「健康食品」「ダイエット」など

コツ２：ユーザーに検索されやすいキーワードを設定する

関連するキーワードとは、「サジェストワード」「再検索ワード」と呼ばれるGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索した語句に関連する、もしくは連想されるキーワード群のことです。

サジェスト…検索エンジンにキーワードを入力した際、次のキーワード候補を提案してくれる機能のこと

再検索ワード…Googleで単語を検索すると、検索結果の下部に表示される

その他、「口コミ」「ランキング」「価格」などのキーワードを登録すると、購入意欲の高いユーザーが流入しやすいといわれています。しかし、これらのキーワードは「ビッグワード」と呼ばれ、競合が多く、検索上位を狙いにくい点が特徴です。

ビッグワードを使用したい場合は、商品の特徴を表すキーワードを掛け合わせた「ロングテールキーワード」にし、商品のタイトルや説明文に登録するとよいでしょう。

※「ワンピース＋口コミ」のを狙う場合のタイトル登録例
口コミで人気のワンピース ジャージー素材 きれいめ カジュアル

購入意欲を高める

商品の特徴や仕様をはじめとする商品の詳細を分かりやすく伝えることで、ユーザーのその商品に対する理解が深まります。結果として商品の購入意欲が高まり、購入に結び付きやすくなるのです。

販売データを蓄積、分析できる

商品登録を行うことで、商品の特徴・価格・購入数やユーザーの口コミをデータとして蓄積できます。データが一定数蓄積されれば、それを元にした分析が可能です。

分析されたデータを基に商品のバリエーションを増やす、ターゲットを絞って広告を出すなどの販売戦略を立て、実行できるでしょう。

ECサイトの商品登録・課題

このようにECサイトでの商品販売に欠かせない商品登録ですが、行うにあたっては課題もあります。どんな課題が起こりうるのかを見ていきましょう。

入力の手間を省く

商品登録はECサイトの運用に不可欠な作業ですが、販売する商品数が増えれば増えるほど手間がかかります。また、商品のリニューアルなどがあれば定期的に情報を更新しなければなりません。

よって、入力の手間を省くことは大きな課題の一つです。

画像の品質

ECサイトを訪問するユーザーは、商品詳細ページの画像や詳細情報をじっくり見てから購入する傾向があります。そのため、ユーザーに訴求できる商品画像を撮影・用意しなければなりません。

実際に、ファッションECを利用するユーザー約1,200人を対象としたアンケート調査では、「通販サイトの商品ページで、最もじっくり見るところはどこですか？」という問いに対し36.7%が「商品写真」と答えています。

このように、商品の写真を参考にするユーザーが一定数いる以上、商品画像の質を保つ必要があるのです。

参考：株式会社 神戸デジタル・ラボ「ユーザーの購買行動調査：ファッションECサイト利用者約1,200人アンケート」

売り上げアップにつながる商品撮影の方法については、以下の記事も参考にしてください。

情報不備の防止、整合性の確保

次の課題は情報の不備をなくし、整合性を確保することです。

商品ページに記載されている情報に不備があると、購入者が商品に対する理解を深めることができず、購入に至らない可能性があります。

（情報不備の例）
・電化製品の商品ページにスペックが記載されていない
・健康食品・サプリメントの商品ページに成分や原材料、アレルゲンに関する記載がされていない　など

また、ECサイトでは商品データは複数のシステムにまたがって管理されていることがあります。これらの整合がとれていないと、ユーザーが閲覧したときに情報の混乱を招くおそれがあるので注意しましょう。

ノウハウ不足の解消

ECサイトの商品登録は、ただ商品に関する情報をインプットすればいいというわけではありません。以下のような知識やスキルが必要です。

• ユーザーにとって訴求力のある文章を作成できる「ライティング能力」
• ユーザーが商品ページにたどり着きやすくするための「SEO（検索エンジン最適化）対策」
• 商品が検索されやすい「キーワード設定」

これらのスキルはどれも専門性が高いため、自社で人材を確保したり育成したりするには限界がある、というケースも多く見られます。対応できるリソースがない場合はアウトソーシングを検討するのもよいアイデアです。

ECサイトの商品登録を外注するメリット

それでは、ECサイトの商品登録を外注するとどんなメリットが得られるのでしょうか。

効果的な商品登録を行える

商品登録を代行する専門業者は画像作成・ライティング・SEOなどに対するノウハウを有しています。そのため、ターゲットに届きやすいキーワード選定など、効果的な商品登録が可能です。

また、急に欠員が出てしまうなどの理由で商品登録作業が滞ることがないため、登録作業が安定して行われるメリットもあります。

コストの最適化ができる

次のメリットはコストの最適化ができる点です。

商品登録作業の外注にはコストが発生しますが、自社で商品登録作業を行う場合も人材の採用・育成などの人的コストがかかります。この二つを比較すると、場合によっては作業を外注したほうがコストを抑えられるでしょう。

また、ECサイトにはサイトオープン時や商品の入れ替え時など、商品登録が大量発生するタイミングがあります。その度に人材を採用し、育成することを考えると、作業をアウトソーシングするほうがコストパフォーマンスがよいといえます。

コア業務に専念できる

商品登録は手間がかかり、慣れていない従業員にとっては大きな負担です。商品登録の外注によって負担を減らし、コア業務に専念できる環境を作れます。会社全体の生産性の向上も期待できるでしょう。

商品登録以外の業務を依頼できる

外注業者によっては、商品登録だけでなく商品の管理や発送まで依頼できる業者もあります。あわせて依頼することで、EC業務をより最適化・効率化できるのです。

おすすめのECサイト商品登録代行サービス

この章では、おすすめのECサイト商品登録代行サービスを紹介します。

オーダー！

オーダー！は、お客様のビジネスをサポートするビジネス・コンシェルジュです。これまでIT業と物流業の問題を解決してきた専門性を活かして、ECを運営する企業の業務を請け負います。

商品登録業務だけでなく、商品撮影・サイトリニューアル・運用保守・商品管理・発送業務まで幅広く対応。ECやそれに伴う物流業務をトータルでサポートします。

さらに、ECサイトで売れている商品・売れていない商品を把握したうえで、クライアント様へのアドバイスも可能です。

特徴	・EC・物流面での課題をワンストップで解決・配送料金の仕切りがないため配送に関するコストを抑えられる・自社の物流倉庫で作業可能なため、リードタイムを短縮できる
費用	お客様の要望を個別ヒアリングし、見積りを算定
実績	下記参照

オーダー！のECサイト商品登録事例

ここでは、オーダー！のECサイト商品登録の事例を紹介します。

【新規にファッションブランドを立ち上げた企業様】

 ■導入前の課題
・人手とリソースが不足していた
・既存事業とは求められる人材も異なるため、ECサイト構築から物流まで委託できる代行業者を求めていた

■オーダー！へのご依頼内容
・ECサイトの更新：シーズンごとの商品リリース・差し替えなど
・在庫管理、発送：ECサイトで受注後、オーダー！の倉庫に保管している商品を梱包・配送する 
・展示会への製品配送・検品：オーダー！の倉庫から展示場へ直接アイテムを送付。出展後はアイテムに汚れなどが付いていないか検品し、倉庫へ戻す作業を行う 

■オーダー！導入後の変化
・リソースが限られている中でECサイトをスムーズに運営できるようになった

商品登録ドットコム

出典：商品登録ドットコム

商品登録ドットコムは幅広いクライアントに向けて商品登録を代行している企業です。Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場などのモール型ショッピングサイトに出店している企業から自社ECサイトにて商品を販売している企業まで対応しています。

特徴	・大量の商品登録にも対応可能・1点あたり100円〜の低価格
費用	プランや登録サイト、データの状態によって異なるため、確認が必要
実績	モール型ECサイトの実績あり

商品登録センター

出典：商品登録センター

商品登録センターはモール型ECサイト・自社ECサイトの商品登録を代行する企業です。利用料金は3つの分かりやすいコースを設けており、商品登録以外に画像・Webサイト制作も対応可能です。

特徴	・国内スタッフが商品登録を代行・画像やWebサイトの制作なども代行可能・毎月の定期利用によりお得になるコースもある
費用	プランや登録数により変動するため要確認
実績	モール型ECサイト、自社ECサイトなど

ECサイトの商品登録・まとめ

今回はECサイトの商品登録の流れや課題、アウトソーシングすることのメリットなどを紹介しました。

自社で安定的に商品登録を行うことは、想像以上に手間やコストがかかるものです。コア業務に専念するためにも、積極的にアウトソーシングを検討してはいかがでしょうか。

商品登録作業および、EC・物流全般のサポートにご興味がある方は、ぜひオーダー！にお問い合わせ下さい。

ECサイト運営全般について理解したい方は、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。