Shopifyは、世界中で利用されているECプラットフォームのひとつ。自分のオンラインストアを簡単に作成したり、カスタマイズしたりすることができます。しかし、ShopifyだけではECサイトの運営や成長に必要な機能やサービスが足りない場合もあるため、Shopifyのアプリを活用することが重要です。

しかし、Shopifyのアプリは膨大な数があり、その中から自分のECサイトに合ったアプリを見つけるのは、なかなか大変な作業。そこで、この記事では、Shopifyで利用した方がいいアプリを、目的別に21選をご紹介。ECサイトの目標や課題に応じて、参考にしてください。

Shopifyのアプリとは?

Shopifyのアプリとは?

Shopifyのアプリとは、Shopifyのストアに追加できる拡張機能のこと。Shopifyのアプリには、無料のものや有料のもの、月額課金制のものや一回払いのものなど、さまざまな種類があります。

Shopifyはアプリを使うことで、ECサイトの機能などを強化することが可能。集客や売上を向上させたり、作業効率を高めたりすることができます。

Shopifyのアプリの選び方のコツ

Shopifyのアプリを選ぶときには、まず自分のECサイトの目標や課題を明確することがおすすめ。例えば、売上を増やしたい、作業効率を高めたい、顧客満足度を向上させたいなど、具体的な目的を設定しましょう。それに応じ、必要な機能やサービスを洗い出しましょう。

Shopifyのアプリは公式アプリストアでカテゴリーやキーワード検索などから探すことができます。アプリの詳細ページでは、アプリの概要や機能、価格や対応言語、開発者やレビューなど、さまざまな情報を確認することが可能。高評価レビューが多数ついているアプリなら基本的に安心して利用することができるでしょう。

Shopifyのアプリの注意点

Shopifyのアプリは、Shopifyのストアのセキュリティやプライバシーに影響を与える可能性があります。特に、アプリがストアや顧客のデータにアクセスしたり、外部のサーバーやサービスにデータを送信したりする場合があります。そのため、アプリをインストールする前に、アプリのプライバシーポリシーや利用規約を確認し、信頼できるアプリかどうか判断しましょう。

また、Shopifyのアプリは無料で利用できるものもありますが、高品質なアプリは基本的に有料。予算を決めて計画的に利用することも大切です。

アランくん

便利だからといっていくつもアプリを入れると合計の月額料金が大変になることも!

【帳票発行】おすすめのShopifyアプリ

【帳票発行】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyでは標準機能で明細書を発行することが可能。一方、領収書や請求書、納品書を発行する場合はアプリを通じて行います。

以下でおすすめしているアプリは、いずれも日本の形式に対応しているものです。

納品書発行アプリ

「納品書発行アプリ」は、日本語表記で納品書を発行できるアプリ。日本の会社がリリースしているもので、納品書は日本円で表記可能です。なお、こちらのアプリは請求書の作成も可能。

価格:1枚発行につき$0.08

Quick Order Printer

「Quick Order Printer」は領収書、納品書、請求書、見積書の発行、印刷が可能なアプリ。

ほかにも、クロネコヤマト、佐川急便、日本郵便それぞれに対応した出荷伝票も作成することができ、非常に使い勝手のいいアプリといえます。

【配送効率化】おすすめのShopifyアプリ

【配送効率化】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyのストアで商品を販売するときには、配送の手配や管理も重要な業務のひとつ。しかし、Shopifyの標準機能では、配送の効率化や最適化が十分にできない場合もあります。そこで、アプリを利用して配送の効率化や最適化を実現することができます。

配送&注文サポーター

「配送&注文サポーター」は、注文時、顧客のカートページに配送希望日時が表示されるようにするアプリ。日本の配送業者それぞれに合わせた配送希望時間も表示させることが可能です。

休業日も設定できるため、ストアの休みを除いた最短配送日を顧客に知らせることができます。

価格:$5~/月額
※7日間の無料体験あり

Japan Order CSV

「Japan Order CSV」はShopifyの注文データCSVを、国内の配送業者のフォーマットに合わせて出力することのできるアプリ。

基本的にShopifyの注文データCSVは英語で出力されるため、姓名が逆になっていたり、住所の表記順が異なっていたりしますが、Japan Order CSVはそれを自動で修正してくれます。

価格:$29.99~/月額
※30日間の無料体験あり

配送日時指定.amp

「配送日時指定 .amp」は日本の配送業者に合わせた配送希望日時を受け付けることができるアプリ。もちろん、ストアの休業日の設定も可能で、置き便の指定もできます。

また、ロジクラやCRM PLUS on LINE、RuffRuff 予約販売など、国内で利用されている外部ツールとの連携も可能です。

価格:$9.80~/月額
※14日間の無料体験あり

【集客】おすすめのShopifyアプリ

【集客】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyでは当然ながら集客ができないと商品の販売まで辿り着けません。そこで、集客の効率化に役立つアプリをご紹介します。

Google&YouTubeチャネル

Googleチャネルは、Google Merchant Centerと連携し、Shopifyのストアに出品した商品を掲載させることのできるアプリ。Googleから集客する場合に必須のアプリです。

なお、同アプリではYouTubeとShopifyを連携させることも可能。視聴者がYouTube上でショッピングをすることができるようになります。

価格:無料

まるっと集客

「まるっと集客」はストアの商品を、Google広告、Facebook、Instagram、LINEショッピング、Yahoo!広告などに掲載することのできるアプリ。固定費は無料で、手数料は売れた分にだけ掛かるため、低リスクで始められる点が魅力です。

価格:無料

Affitch

「Affitch」は自社アフィリエイトをすることができる日本製のアプリ。ASPを通さないため、インフルエンサーマーケティングが重要な商品を扱っている場合、かつアフィリエイターを自社で用意できる場合におすすめ。

価格:$19~/月額
※30日間の無料体験あり

【越境EC】おすすめのShopifyアプリ

【越境EC】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyでは世界中の人にストアの商品を販売することができます。しかし、越境ECには、言語や通貨、配送や税金などの問題があります。そこで、以下のようなアプリを使うことで、越境ECの課題を解決することができます。

BEST Currency Converter

「BEST Currency Converter」は簡単に通貨の切り替えができるアプリ。ストアを訪問した顧客が、ボタンひとつで商品価格を自分の使っている通貨に変更することができます。有料版では160以上の通貨に対応しているため、ほぼすべてカバーしているといっても過言ではないでしょう。

価格:$9.95/月額
※30日間の無料体験あり

T Lab – AI 言語翻訳

「T Lab – AI 言語翻訳」は、Shopifyのストアを翻訳することのできるアプリ。ページの表記を翻訳してくれるだけでなく、通貨の切り替えもできます。AIによって自動でユーザーの優先言語を検出して翻訳し、画像内の言語翻訳も可能です。

価格:無料プランあり
有料版は$9.99~/月額

【マーケティング】おすすめのShopifyアプリ

【マーケティング】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyで商品を販売するときは自分の商品をアピールするマーケティングも大切です。効率的にマーケティングができるアプリをご紹介します。

Letters

「Letters」は自分のストアから購入した顧客に対し、紹介プログラムへの招待メールを自動送信することのできるアプリ。たとえば「お知り合いの紹介でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント」というキャンペーンを用意することで、顧客が友人や家族に自分の商品の紹介をしてくれるようになります。

価格:$45/月額
※30日間の無料体験あり

Privy

「Privy」はユーザーのカゴ落ちを防ぐためのアプリ。カートに入れたままページを離脱しようとしたユーザー、つまりカゴ落ちしたユーザーに対し、ポップアップを表示させることができます。ほかにも、メルマガ配信などが可能。多数のテンプレートが用意されています。

価格:$24~/月額
※15日間の無料体験あり

SEO Manager

「SEO Manager」は商品のSEO対策を手助けしてくれるアプリ。自分の商品がGoogle検索で上位に位置しているかどうかは、商品を売る上で非常に重要になります。SEO Managerは適切なGoogleサジェストを抽出してくれるため、SEO初心者でも商品の上位表示が可能となります。

価格:無料

【CRM】おすすめのShopifyアプリ

【CRM】おすすめのShopifyアプリ

CRMとは顧客関係管理のこと。一度商品を購入してくれた顧客との関係を築くことで、リピーター率を高め、効率的に商品を売ることができます。

Shopifyメール

「Shopify メール」はメルマガ配信に特化したアプリ。テンプレートが複数用意されているため、自分の商品に合わせたメルマガを簡単に配信することができます。また、クリック率や購入などの追跡も可能。送ったメールがどの程度効果を生んでいるのかも確かめることができます。

価格:$29~/月額
※7日間の無料体験あり

Klaviyo

「Klaviyo」は他のユーザーが作って共有しているメルマガのデザインテンプレートを使用することができるメルマガ配信アプリ。また、カゴ落ちしたユーザーに対して自動でメールを送ることも可能で、顧客の取り逃しを防ぐことができます。

価格:無料プランあり
有料版は$15~/月額

CRM PLUS on LINE

「CRM PLUS on LINE」は顧客が商品購入後にストアの公式LINEアカウントの登録画面を表示させて登録を促し、その後の販促に繋げることのできるアプリ。LINEアカウントとShopifyの顧客IDを紐づけ、その顧客に合わせたLINEメッセージを送ることが可能です。

LINEはメールと比べて気軽に見る人も多く、特に日本人向けの商品を扱っている場合におすすめのアプリです。

価格:無料プランあり
有料版は$10~/月額

【作業工数の削減】おすすめのShopifyアプリ

【作業工数の削減】おすすめのShopifyアプリ

Shopifyでのストア運営は、コア業務だけでなく、在庫管理や顧客とのやり取りなどを作業も行わなければなりません。こうした作業を少しでも削減するため、アプリを導入するのもおすすめです。

ロジクラ

「ロジクラ」は在庫管理ができるアプリ。たとえば手動で在庫管理をしている場合、本来在庫がない商品を誤って売ってしまうというトラブルが起きがちですが、「ロジクラ」では実際の在庫とShopifyのストア内の在庫数がリアルタイムで紐づけられます。

また、注文は自動でロジクラに取り込まれ、「出荷予定」として自動でロジクラ上に表示されます。そのため、注文の取りこぼしミスの削減につながります。

価格:無料

チャネルトーク

「チャネルトーク」はストア内に顧客とのチャットスペースを作ることのできるアプリ。スタッフの手動チャットはもちろん、チャットボットも作成することができるため、顧客の対応コストを削減することができます。

また、LINEやInstagramなどのSNSとも連携可能で、ストア側の問い合わせ窓口をひとつに統一することができます。

価格:無料プランあり
有料版は$36~/月額
※14日間の無料体験あり

【その他】おすすめのShopifyアプリ

【その他】おすすめのShopifyアプリ

そのほかの便利なおすすめShopifyアプリをご紹介します。

Poing Pong【ポイント機能】

「Poing Pong」はストアにポイント機能を導入できるアプリ。買い物もしくはレビュー投稿でポイントを貯められるようにし、次回の買い物の値引きに使えるようにすればリピーターを育てることができます。

価格:$20~/月額
※14日間の無料体験あり

かんたんサブスク【定期購入】

定期購入に向いている商品を販売している場合におすすめなのが「かんたんサブスク」。設定が非常に簡単な点が特徴で、サブスクの割引設定や最低/最高購入回数や注文スキップなど、サブスクに必要な基本的な機能を利用することができます。

価格:無料プランあり
有料版は$29~/月額

RuffRuff 予約販売【機会損失の削減サポート】

「RuffRuff 予約販売」は在庫が切れてしまった商品を顧客が予約できるようにするアプリ。ストアで「売り切れ」の文字を見るとほとんどのユーザーは離れていってしまいますが、このアプリを使うことで、確実に購入できることをアピールできるため、機会損失を削減することができます。

価格:無料プランあり
有料版は$9~/月額

・RuffRuff 予約販売のサービス紹介ページはこちら

・RuffRuff 予約販売のアプリストアページはこちら

Shopifyを使ったECサイトの構築ならオーダー!へ

Shopifyを使ったECサイトの構築ならオーダー!へ

Shopifyで便利なアプリ21選をご紹介してきましたが、Shopifyを始めようと考えている方にとっては、やはりどのアプリを選べばいいのかなかなか難しい点もあるでしょう。

オーダー!では、Shopifyを使ったECサイトの構築が可能。売りたい商品や目的に合わせたストアを開設することができます。

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ShopifyのECサイト構築・運用はアウトソースし、商品開発などのコア業務に集中されたい場合はぜひご検討下さい!

まとめ

まとめ

本記事では、Shopifyのストアにおすすめのアプリ21選をご紹介しました。

Shopifyのアプリは8000以上もあり、その中から自分のストアに合ったアプリを探すのは非常に大変な作業。

この記事を参考にし、ストアに欲しいアプリを取り入れましょう。最初は業務効率化アプリや帳票発行アプリからはじめ、ストアの成長とともに集客アプリなどを入れていくというプロセスを踏むのもひとつの手です。

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