SNSやオンライン通販が普及してきた昨今、個人での商品販売が気軽にできるようになりました。

しかし、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

  • クリスマスやセール開催時のネットショップの販売に対応しきれず、クレームをもらってしまった
  • ライブコマースを行うと注文が短時間に集中し、発送が間に合わない
  • 一人、もしくは数人だけでネットショップを運営しているので、発送作業が他の業務を圧迫している

自分たちで発送までまかなうのは大変… そんな時に役に立つのが発送代行サービスです。

この記事では、個人でも利用できる発送代行の特徴、メリット・デメリット、おすすめの代行業者など詳しく説明しています。

ぜひ課題解決にお役立てください。

個人でも使える発送代行とは

この章では、個人でも使える発送代行について解説します。

個人向け発送代行の特徴

個人向け発送代行の特徴

大規模ECサイトと個人が運営するネットショップでは取り扱うアイテム数、物量が異なるためそれぞれに適したサービス提供をしている代行業者を選ぶ必要があります。

個人でも利用しやすい代行サービスの特徴は以下のとおりです。

1.商品一点、小ロットなど少ない物量での対応が可能
2.初期費用や固定費が無料、もしくは安い
3.従量課金制 ※月額固定などではなく、かかった分の費用だけ支払う

発送代行のニーズが増えている背景

発送代行のニーズが増えている背景

インターネットやスマホの普及、コロナ禍などの影響でECサイトやD2C事業者は増加しています。

利用者は同じ商品で同じ価格であれば、配送が早いサイトで購入をすることが一般的です。

そのため、迅速な発送が求められていることも発送代行サービスが求められる理由のひとつです。

検討すべきタイミングは?

検討すべきタイミング

発送代行を検討するタイミングは、以下のようなポイントを目安にするとよいでしょう。

発送業務にリソースを圧迫されている

ネットショップの繁忙期、他にもライブコマースでは短時間に注文が集中するという特性上、発送業務も短期間で一気に対応しなくてはなりません。注文数が以前より明らかに増加してきたら外注を検討しましょう。

ライブコマースについては以下の記事に詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

発送コストがかかりすぎている

注文数増加に伴い、発送に必要な運送費、資材費も増加します。

例えば、破損しやすく梱包をしっかりする必要がある商品や温度管理が必要な商品はコストがかさみやすくなります。

保管や作業のスペースが足りない

個人で商品を取り扱う場合、商品の保管場所がマンションや小さな事務所だということも多いでしょう。

その場合、保管スペースが限られるだけでなく、検品や梱包スペースの確保も難しくなります。

スペースが足りなくなってきたと感じたら、委託を検討しましょう。

アランくん

適切な在庫管理や作業場所の確保ができていないと、ミスにつながることにもなりかねません

加工作業の委託については以下の記事に詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

発送代行サービスの内容

実際に配送代行サービスでできることを解説します。

発送代行サービスに依頼できること

発送代行サービスに依頼できることは、主に以下の業務内容です。

発送代行サービスに依頼できること
アランくん

発送業務だけでなく、入庫・検品作業、在庫管理など発送に付随する作業にも対応します。

発送代行のメリット

実際に発送代行を利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

コア業務へ専念できる

コア業務へ専念できる

今まで発送業務に割いていた時間を本来やるべきコア業務に充てることができます。

特に一人で商品の企画からサイト運営まで、あらゆることに対応しなければならない事業者の方にとっては、発送業務が大きな負担になります。

さらに、受注が増えるほど発送業務負担も増えてきます。受注が増えてきたら早めに発送代行を検討されることをおすすめします。

コスト削減

コスト削減

商品を自分で保管する必要がないため、事務所や自宅のスペースを節約することができます。

また、大手ECに比べ、発送件数の少ない個人事業主やスタートアップでは運送会社と安い契約を結ぶことができるとは限りません。

しかし、実績のある代行業者に委託することで、代行業者が契約している運送会社を利用でき、運送費・資材費などのコストを抑えられる可能性があります

アランくん

運送費が下がることで、代行を依頼しても発送にかかる合計費用は変わらなかったということもありますよ

高い物流品質

高い物流品質

一人や少人数で、工程の多い発送業務を正確に行うのは簡単ではありません。

発送業務で手を抜いてしまったり、スピードを重視し過ぎて雑になったりすると、物流品質が下がりクレームにつながる可能性があります。

発送代行のプロに任せることで、ミスを防ぎ顧客の信頼も得ることができ、物流品質が上がることでリピート購買にも期待ができます。

発送代行のデメリット

発送代行のデメリット

反対に、発送代行のデメリットも見ておきましょう。

ノウハウが蓄積しない

代行業者に全て任せっきりにしてしまうと、知識やノウハウを得ることができません。

そうなると、何らかの事情で自分で発送業務をする必要が出てきた際に、対応ができない可能性もあります。

委託する際は、委託先担当者とコミュニケーションを取り、任せっきりにしないことが重要です。

アランくん

委託先と定例会議を開く、倉庫に訪問してみるなど、発送業務に関わる大枠の内容を把握するのも効果的です!

個人情報流出リスク

委託する際は、伝票発行のため顧客の個人情報を共有する必要があります。

リスクを避けるためには、情報セキュリティ対策において明確なルールを設けているか、プライバシーマークを取得しているかを業者選定時の目安にするとよいでしょう。

契約を結ぶ際には、「機密保持の契約書」を締結するなど対策をしましょう。

柔軟な対応ができないことも

柔軟な対応ができないことも

業者によっては、細かなカスタマイズはできず、柔軟な対応ができないことがあります。

例えば、食料品や危険物は不可というように、保管できる商品の種類やサイズに制限があるケースもあります。

また、当日発送や緊急時の発送の対応可否についても事前に確認しておくと安心です。

少ない件数では受けてもらえない可能性も

少ない件数では受けてもらえない可能性も

物量が少ないと取り扱ってもらえる業者が少なく、自社のニーズに合った業者を探すのが大変です。

また、多くの倉庫会社では「最低坪数」の下限があるため、物量が少ない場合にはかえって保管料が高くなり、そもそも取り扱ってもらえない可能性があります。

アランくん

一時的に発送依頼したい際のスポット発送も件数が決まっており、多くは500件以上からとなっていることが一般的ですよ

個人向け発送代行サービスを選ぶポイント

個人向け発送代行サービスを選ぶポイント

個人向け発送代行を選ぶ際のポイントについて解説します。

料金

物流コストは、入出庫費・保管費・梱包費・発送費など細かく分かれています。

提示された料金が安くても、必要な業務が網羅されていなければ意味がありません。後々、オプションで追加依頼すると、当初見積もりより高くなる可能性もあります。

事前に基本費用に含まれる業務内容を確認し、年間でどれくらいのコストが発生するかシミュレーションするとよいでしょう。

出荷可能数

出荷可能数

ライブ配信後やセール開催時、連休前などは注文が集中します。

一日に出荷できる上限数は業者によって異なるため、確認が必要です。

保管場所

保管場所

委託をすると基本的に自分で商品を確認することができないため、温度管理が必要な商品などは要注意です。

また、倉庫数とロケーションも重要です。

周辺に高速道路の出入口があったり、空港や港に近いエリアだと輸送がスムーズに行え、発送の締め時間にも余裕ができます

倉庫の立地について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

サポート内容

サポート内容

商品に最適な形で配送してもらえるかどうかも大切なポイントです。

例えば、

商品発送の際、商品より無駄に大きい箱で届く
壊れやすい商品なのに梱包が不十分

といった事が起こると、顧客に迷惑をかけることにもなるため、配送時にどのようなサポートをしてもらえるかも見ておくとよいでしょう。

また、海外展開を希望する場合は海外発送対応可否の確認も必要です。

物流現場の様子

物流現場の様子

全ての業者を確認するのは難しいですが、可能であれば契約をする前に自分で物流現場を見学するのも手です。

【主なチェックポイント】
・倉庫内は整理整頓されているか
・商品に適した温度、湿度管理がされているか
・スタッフの対応に不審点はないか

問い合わせ時に伝えたいこと

発送代行業者に問い合わせをする際は、以下の点を伝えておきましょう。

・月間出荷数 
・出荷が多い商品サイズ 
・利用している出店先、システム 
・その他必要な対応(温度管理、ギフトや同梱、海外発送など)

発送代行サービスの費用

発送代行サービスの費用

発送代行の費用は、主に発送費用保管費用に分かれています。

また月額固定の定額制の場合や、物量に応じて費用が変動する従量課金制があります。ここでは、それぞれの費用について詳しく解説をします。

発送費用

代行業者の規模により、配送業者が割安で契約していることもあります。

発送費用には主に以下の業務料が含まれます。

・入庫 
・ピッキング 
・納品書の発行と同梱 
・梱包 
・資材 
・配送

保管費用

保管費用は、1パレットあたりや1坪あたりなど、使用面積で請求されることがほとんどです。

設置されている棚のサイズは1,800×1,800×450mmが基本です。

商品によって冷蔵・冷凍・保温が必要な場合には、追加料金がかかります。

その他

事務費用、人件費などを含む基本費用に、倉庫・在庫管理システムなどのシステム利用費が含まれることもあります。

業者により基本費用に含まれない場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。

個人にもおすすめの発送代行サービス

個人事業主の方におすすめの発送代行サービスを紹介します。

オーダー!

オーダー!

オーダー!は、EC企業の成功を実現するビジネスコンシェルジュです。

オーダー!の物流お任せサービスは、カスタマイズサービスを取り扱っており、お客様が必要としているサービスをヒアリングしたうえで対応をします。

物量は100件以下でも対応可能なので、個人事業主様でも利用しやすいのが特長です。

アランくん

100件以下で対応してくれる発送代行会社を探すのは大変なので、小規模から始めたい人には特におすすめです

【特徴】
オーダー!の強みは以下のとおりです。

・トータルコーディネイト
 幅広い業務領域を活かし、ECサイト運営から物流までワンストップで支援可能。

・幅広いお客様層
 業種、規模に関わらず常に柔軟で前向きな提案を行います。

・専属要員
 お客様専用のリソースを確保し、繁忙期、閑散期に合わせて人員配置をします

・ニアショア展開
 複数拠点の展開により、BCP(事業継続計画)対策を提供できます。

EC物流ドットコム

EC物流ドットコム

EC物流ドットコムは、1988年創業以降32年間で2,928社との取引があり、EC物流継続率97%と高く評価されています。

【特徴】
・複数拠点でサービス提供
 東京、埼玉など首都圏に3つの拠点を持ち各センターごとに特化したサービスを提供

・サービス内容の見直しが可能
 企業側の繁忙期や経営状況など、状況に応じ柔軟にサービスの見直しが可能

・プライバシーマーク取得、SSL設置
 プライバシーマーク取得とSSL設置により、顧客の個人情報を徹底管理

XTORM(エクストーム)

XTORM(エクストーム)

XTORMは在庫管理ソフトのロジクラと佐川グローバルロジスティクスとの共同サービスです。

【特徴】
・EC注文された商品を自動出荷
 Shopify等のECカート、受注管理システムと連携しEC出荷を自動化

・大量出荷にも対応できるキャパシティ
 24時間365日稼働しているロボットが、1日最大2.75万件の入出荷に対応
 ※最大5.5万点/日の商品入出荷が対応可能なため、1件あたり2点と過程し算出

・スピード出荷
 配送センターと直結のため、最短当日午前のお届けが可能

EC Logi

EC Logi

ECロジは、ネットショップ運営に特化した物流代行サービスを提供しています。コスト削減、業務効率化を支援するサービスが豊富です。

【特徴】
・発送業務の効率化
 商品のピッキング、資材調達、伝票作成、発送など全て代行し本業に集中できるようサポート

・コスト削減
 無駄が発生する資材は不使用、真空パックなどを利用スペース確保するどコスト削減にも力を入れている

・お客様の要望に対応
 配送会社の指定、土日祝対応などお客様の要望に合わせてサービス提供

オープンロジ

オープンロジ

オープンロジはソフトウェアの自動化や、全国50拠点に倉庫を持ちお客様に最適な倉庫を提案するなど、業務効率化を促進するサービスを提供しています。

【特徴】
・フルフィルメントサービス
 納品代行・セット組など現場で求められるあらゆる作業に柔軟に対応

・ソフトウェアによる自動化と効率化
 通販サイトとのシステム連携、CRM施策、出庫依頼・在庫確認もWEB完結するなど、システム利用で業務効率化を促す

・品質マネジメント
専任の物流スタッフにより、事業フェーズに合った最適な物流ソリューションを提案。また、誤出荷を防ぐ仕組みも構築

個人でも使える発送代行に関するよくある質問

Q
BASEを利用して個人規模でネットショップを運営しているのですが、BASEを利用している事業者でも発送代行を依頼することはできるのでしょうか?
A

はい、BASEを利用している事業者でも依頼可能です。ただし、BASEの発送代行を依頼する業者を選ぶうえで、押さえておきたいポイントがあります。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

Q
shopifyを個人規模でネットショップを運営しているのですが、shopifyを利用している事業者でも発送代行を依頼することはできるのでしょうか?
A

はい、shopifyを利用している事業者でも依頼可能です。shopifyの発送代行を依頼する業者を選ぶうえで、押さえておきたいポイントがあります。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

Q
発送代行には、梱包作業も含まれているのでしょうか?
A

はい、基本的には含まれています。具体的には「発送代行サービスに依頼できること」の章でも説明した通り、

入庫作業→在庫管理→伝票作成→ピッキング→梱包作業→出荷・配送まで依頼が可能です。

オプションとしては、入庫時に検品作業をご依頼いただくことも可能です。さらに加工・補修の他、商品の撮影業務を依頼できる発送代行業者もあります。

梱包業務に関しては以下の記事も参考にしてください。

Q
サブスク関連の商品を扱っており、アソート商品など組み合わせが多く、梱包作業が必要になります。こうした内容であっても発送代行をお願いすることは可能でしょうか?
A

はい、依頼可能です。ただし、会社によってはうけてもらえないこともありますので要望を整理して確認しましょう。ちなみにオーダー!では、特殊な梱包においても承っていますので、お気軽にご相談ください。

またサブスク関連の梱包作業については、以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は、個人でも利用できる発送代行サービスについて紹介をしました。

発送代行を利用することで、煩雑な発送業務にかかっていた時間や労力を減らすことができ、在庫保管のスペースの節約にもなります。

オーダー!では発送代行はもちろん、EC事業に関する業務を幅広く支援しています。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい!

物流代行のプロが個人向けの発送業務に関わる課題解決をお手伝い!

商品1点、小ロットなど少ない物量での対応が可能!海外発送・匿名配送もお任せください

「セール時に発送が間に合わない…」
「注文が集中し発送作業が追いつかない…」
「少人数で運営しているため、他の業務に支障が出る…」

オーダー!の個人向け発送代行サービスがこれらの課題を解決し、皆様のビジネスをサポートします。SNSやオンライン通販での販売をスムーズに行うための強力なパートナーです。

オーダー!が選ばれる理由

  1. 短期間での発送業務の実現
  2. コスト削減
  3. 少量から対応可能
  4. 海外発送や匿名配送も対応
  5. 情報セキュリティ対策

発送業務にかかる負担を大幅に軽減し、本来のビジネスに集中できる環境を提供します。多くのクライアント様に信頼いただいている個人向け発送代行サービスで、貴社の業務効率化とサービス向上を実現しましょう。

発送業務の課題や品質管理の向上などでお困りの皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

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